マギー・ハイド「ユングと占星術」初読時の疑問
青土社刊「ユングと占星術」(マギー・ハイド著、鏡リュウジ)を読み終えた。
まだ内容をちゃんと理解できた気がしないので、再読する予定です。思いついた疑問をメモとして並べました。
①意味の無いただの偶然と、意味ある偶然(シンクロニシティ)を分かつものは何か。
誰が、どのようにして両者を分けるのか。
②ユングの結婚実験に心的投影を反映させたトリックスターのいたずら。このトリックスターとはユングの言う元型そのものなのか。トリックスターはなぜ、なんのためにそのようないたずらをするのか。
それともいたずらというのは単なる比喩なのか。
③人間は集合無意識でつながっていて、世界はすべてひとつである、だからシンクロニシティ現象が起こるというのが前提であると解釈したが、それは統合失調症者の持つ、内的世界と外的世界の境界が崩壊した世界観によく似ていると思う。
統合失調症者の世界認識と「ひとつの世界」認識を分かつものはあるか、あるいは、無いのか。
④ホラリー占星術への疑問。同じ場所、同じ時間に起こった出来事は同じチャートになる。同じ場所、同じ時間に居合わせた人にはそれぞれチャートのシンボリズムにふさわしい出来事が起こっているのでしょうか(多分めちゃめちゃ初歩の疑問すぎて書いてて恥ずかしい)。