宇宙の産み落とした私生児

とよかわの西洋占星術について考えるブログ。鑑定依頼は件名「鑑定依頼」でこちらへ→astrotoyokawa@gmail.com

【重要】お読み下さい。鑑定のお申し込みについて

お久しぶりです。アストロとよかわです。 いつも多くのホラリー占星術鑑定のお申し込みをありがとうございます。 とても残念ですが、ご相談のメールを頂いたあと入金を促す返信をしたあとのキャンセルが非常に多いです。正直申しましてほとんどの鑑定依頼メ…

【勉強】Horary Astrology: The Practical Way to Learn Your Fate(Petros Eleftheriadis)を読んでいます

またまた、お久しぶりです。もうすぐ上半期も終わるというのに、2022年最初の記事となってしまいました。 今回はホラリー占星術の実占例集である「Horary Astrology: The Practical Way to Learn Your Fate」です。実際に依頼のあった内容、チャート、リーデ…

【ホラリー占星術鑑定サンプル】なくしたものはどこですか?

今回は、鑑定依頼ではなく私が自分でホラリー占星術で悩みを解決させた例をご紹介します。一見些末なこんなこともホラリーで聞けるのかという例示、占断プロセスご紹介の意味もあります。【私の質問】 電池交換をしてきた腕時計をバッグに入れていたが、見当…

女殺しは自分殺し 横山茂雄『増補 聖別された肉体: オカルト人種論とナチズム』(創元社)レビュー

オカルティズムとは世界を非「正統的」な方法で認識、再編しようとする試みである。そのとき、オカルティズムは、ある意味で、「正統的」世界認識によって抑圧された私たちの無意識の欲望を映し出す鏡として、その欲望を保存し、あるいは肥大化させる容器と…

近況

久しぶりの更新になってしまいました。 簡単な近況ですが、オカルティズムとスピリチュアリズムの勉強として、横山茂雄著「聖別された肉体/オカルト人種論とナチズム」を読んでいます。とても面白い本なので読み終わったら、フェミニズムとも絡めてガッツリ…

ココナラで占い受付はじめました

なかなか腰が重くて動けなかったのですが、ココナラでホラリー占星術鑑定の受付を開始しました。よろしくお願いいたします。 https://coconala.com/users/1948728/

【ホラリー占星術鑑定サンプル】結婚できますか?

【クライアント様からのご質問】 結婚がしたくて、マッチングアプリでの婚活をはじめました。まだ誰とも会えてはいませんが、何人かとアポは取りました。会ってもないうちからまだ早いかもしれませんが、そもそもこのアプリで私は結婚相手と出会えるのでしょ…

【ホラリー占星術鑑定サンプル】秘密を打ち明けてよいですか?

【クライアント様からのご相談内容】 結婚前提で付き合っている恋人がいます。自分には恋人にまだ話していない、過去のとある行いがあります。(詳しく書いていただきましたが、割愛)結婚に際して僕はこれをつまびらかにするべきでしょうか、それとも墓まで…

【ホラリー占星術鑑定サンプル】仕事をやめてもよいですか?

以前の鑑定サンプルと似ていますが、今回も仕事関連のご質問となります。以前からちょくちょく職場のことでご相談をいただいていたクライアント様から、概略ではありますが以下のように鑑定ご依頼をいただきました。【ご質問内容】 直属の上司との関係がこじ…

【勉強】デボラ・ホールディング「The houses/tenples of the sky」を読んだ

①この本について 電子書籍にて、デボラ・ホールディングの「The houses/tenples of the sky」(1998年初版)を読みました。その名の通り、伝統占星術を学ぶ上で、正確な理解が必須となるハウスシステムのみに焦点をしぼって解説された名著です。 例えばモダン占…

【ホラリー占星術鑑定サンプル】この人と結ばれますか?

少し前ですが、クライアント様から下記のご相談をいただきました。今回は、恋愛についての鑑定依頼です。許可を取って転載いたします。【ご相談内容のまとめ】 仕事で知り合った同年代男性が、何かと自分に気があるようなそぶりをしてきて、困惑半分嬉しさ半…

この融合願望の正体は何か/"距離梨"、マザコン、聖母の心理分析

もくじ 1 はじめに/”梨”との遭遇 2 融合願望とは何か 3 帰属願望と化した融合願望 4 融合願望はなぜあるのか 5 おわりに 1 はじめに/”梨”との遭遇 あなたは今まで、こんな人に出会ったことはないだろうか。 知り合ったばかりの彼/彼女は、大変に気さく…

生きるとは汚れることだ…物理的に

10代の私が部屋を片付けようと、意を決して使わなくなった雑貨を黒いゴミ袋に放り込んでまとめると、次の日、母が怒っている。 「さっちゃん、ひどい。ママのもの勝手に捨てるなんて」 買い物好きの母が買った、家具から小さなファンシー雑貨までさまざまな…

【ホラリー占星術鑑定サンプル】転職すべきでしょうか?

先日、下記のようなご依頼をいただきまして、ホラリー占星術でのリーディング(鑑定)を実施させていただきました。 実際にクライアント様にお届けするリーディング文のサンプルとして格好のケースと思われますので、許可を取って掲載いたします。【クライアン…

自己虐待を乗り越えて、心と体の繋がりを取り戻す

いつも読んでいただいてありがとうございます。今回は、まとめ的な記事なので、いままでの記事と内容がかぶることが多々あると思いますが、ご寛恕下さい。 さっそくですが、いままでの繰り返し。 女性とはこの社会で、他人の世話を焼くために生産されている…

禍福はあざなえる縄…2020年を振り返る。

2019年の暮れから2020年の暮れ、約一年間のあいだ、年女の私は三回目のジュピター・リターン(木星回帰)を迎えた。 占星術を学んでから、ジュピター・リターンを迎えるのは実はこれが初めて。今年は拡大の年かな? 何が起こるのか? ワクワクとしていた。同時…

モダン占星術の意義

書評を見てわかるように、最近、伝統的占星術にのめりこみ、ホラリーの技法を本やサイトを見て勉強しています。 知らないことが本当に次から次と出てくるし、リーディングもかなり厳密。占星術を知ったばかりの頃は、あいまいでアバウトなのが魅力だなあと思…

お前など誰も愛さない。だけど/フェミニズム占星術序説②

境界例人格障害という病気(障害)は、自分はそのままではけっして誰からも愛されないと思い込み、人に愛されるためになりふりかまわずしがみつき、絶えず人からの愛を試すのが特徴とされる。 私が大体10代の頃、世に人格障害ブームのようなものが起こり、本…

【感想・書評】河内邦利著「星の階梯Ⅰ」(カクワークス社)を読んだ

2018年発行、河内邦利著「星の階梯Ⅰ」を読んだ。 著者はジョン・フローリーに師事し、イギリスで西洋占星術を学んだ人。現在はホラリー占星術を中心に実占やセミナーを実施しているようだ。この本は、おもに、17世紀以降のモダン占星術からは失われてしまっ…

【感想・書評】いけだ笑み著「ホラリー占星術」を読んだ

いけだ笑み先生の書いた「ホラリー占星術」(説話社、2009)を読んだ。 ホラリーに興味を持ったのは前回読んだ「ユングと占星術」(マギー・ハイド)の中でその技法が多様されており、ハイドが「ユングはホラリーを軽視したから、シンクロニシティ理論の確立に…

整理魔になりたい/魚座的欠点を克服して健康になった

松村潔氏が、魚座(魚サイン)を鍵のかからない部屋にたとえていたのだけど、太陽・金星魚、ついでに1室海王星、ノー・アスペクトの木星の私は比喩でなく実際に家に鍵をかけるのが苦手だ。部屋の鍵があいている状態が好きである。ストーカーが勝手に部屋に入っ…

【感想・書評】マギー・ハイド著、鏡リュウジ訳「ユングと占星術」を読んだ

この記事の構成 1 まえがき 2 各章の要約 3 わたしの感想 1 まえがき 青土社刊、新装版「ユングと占星術」(マギー・ハイド著、鏡リュウジ訳)の二度目の通読を終えた。原著は1992年、旧版は1999年、この新装版は2013年刊である。 正直に言って、かなり衝…

どうして、母は私のオナニーを見張ったか

月/冥王星アスペクトを持っている女性の多くと同じで、私も母親と心理的に融解した関係が長く続き、長年、苦しみ続けた。 両親と兄がひとりの一軒家のなかで、私は一家の精神的下女だった。思い返すと、大人がいなくて、こどもが4人だけの、異様だが珍しくも…

金星はどこへ行くのか/フェミニズム占星術序論

個人的な話から始めて恐縮ですが、私が初めてフェミニズムに触れたのは、14歳のとき、田嶋陽子さんの著した「ヒロインは、なぜ殺されるのか」という本がきっかけだった。およそ18年ほどたって、私はささいなきっかけで西洋占星術に興味を持ち、学び出すはこ…

悪夢から醒める夢

2日ぶんまとめてサラダを作って今日と明日で食べきる。一日に40グラムはたんぱく質を摂る。寝るときに胸がじゃまならナイトブラを買ってつける。熱っぽいなと思ったら体温計で体温を把握して対処する。 足が冷えるときは靴下をはく。 健康的な生活は私の長年…

マギー・ハイド「ユングと占星術」初読時の疑問

青土社刊「ユングと占星術」(マギー・ハイド著、鏡リュウジ)を読み終えた。 まだ内容をちゃんと理解できた気がしないので、再読する予定です。思いついた疑問をメモとして並べました。①意味の無いただの偶然と、意味ある偶然(シンクロニシティ)を分かつもの…

【感想・書評】リズ・グリーン「占星術とユング心理学」を読んだ

原書房刊、「占星術とユング心理学」(リズ・グリーン著、上原ゆうこ訳、鏡リュウジ監訳)を読み終えた。 心理占星学はユング心理学と伝統的占星学を後世の研究者が融合させたものだが、これを学んでいる者には、ユング自身が占星術・占星学に大変な興味を持っ…

ついに、ドッペルゲンガーと出会う

いままでの人生で忘れがたい印象的な夢を見ることはそうそうなかったが、ユングを本格的に学びだしたとたん、急に心に残る夢をあれこれと見るようになった。なかでも、これこそ私のシャドウだと分かるような人物が出てきたのは、事件に近いような、衝撃的な…

《詳細解析》Sexy Zone菊池風磨さんのホロスコープ

《メールにてご依頼の場合の鑑定サンプルです。このような形式にてお届けするため、参考になさってください。》 菊池風磨さま お待たせしました。以下のデータにて出生ホロスコープを作成しましたので、まずは間違いがないかご確認ください。 《1995年3月7日…

月星座もしっくりこない場合の理由

こんにちは、お久しぶりになってしまいました。占星術師のとよかわです。 《前提》 西洋占星術における基礎中の基礎ですが、通俗的な「星占い」で使用される「星座」は、正確にいえば出生ホロスコープにおける「太陽サイン」(太陽の位置)です。 太陽サインは…