書評
①この本について 電子書籍にて、デボラ・ホールディングの「The houses/tenples of the sky」(1998年初版)を読みました。その名の通り、伝統占星術を学ぶ上で、正確な理解が必須となるハウスシステムのみに焦点をしぼって解説された名著です。 例えばモダン占…
2018年発行、河内邦利著「星の階梯Ⅰ」を読んだ。 著者はジョン・フローリーに師事し、イギリスで西洋占星術を学んだ人。現在はホラリー占星術を中心に実占やセミナーを実施しているようだ。この本は、おもに、17世紀以降のモダン占星術からは失われてしまっ…
いけだ笑み先生の書いた「ホラリー占星術」(説話社、2009)を読んだ。 ホラリーに興味を持ったのは前回読んだ「ユングと占星術」(マギー・ハイド)の中でその技法が多様されており、ハイドが「ユングはホラリーを軽視したから、シンクロニシティ理論の確立に…
この記事の構成 1 まえがき 2 各章の要約 3 わたしの感想 1 まえがき 青土社刊、新装版「ユングと占星術」(マギー・ハイド著、鏡リュウジ訳)の二度目の通読を終えた。原著は1992年、旧版は1999年、この新装版は2013年刊である。 正直に言って、かなり衝…
原書房刊、「占星術とユング心理学」(リズ・グリーン著、上原ゆうこ訳、鏡リュウジ監訳)を読み終えた。 心理占星学はユング心理学と伝統的占星学を後世の研究者が融合させたものだが、これを学んでいる者には、ユング自身が占星術・占星学に大変な興味を持っ…
今回は古い本の書評です。占星術そのものの書籍ではありませんが、深く占星術に関係しているので、このブログでとりあげます。 「アガスティアの葉の秘密」パンタ笛吹・真弓香共著 たま出版 初版1995年5月 まず、「アガスティアの葉」について説明します。こ…